パロディ童話
☆☆「舌切りすずめ」(前編)☆☆

むかしむかしあるところん、おじいさんとおばあさんがおったげな。
おじいさんは山へ、しばかりにいったげな。
お昼になって弁当を食おうとして、中をみてひったまがったげな。弁当ん中に、すずめがはいっちょって、にぎりめしがみな、ねなっちょたげな。
じゃけんどんが、そんすずめがもぞらしいもんじゃかい、つれて帰りました。

おじいさんの家で、せっぺこっぺかわいがられるようになったすずめは「ちょん」と呼ばるるごつなったげな。
ある日おばあさんのつくった"のり"がてげうめーかったので、食うっしもうたっと。

しばらくすると、おばあさんは川から帰っちきち、ふてぇ声でおらんだげな。
おばあさん:「のりがねーが」
自分の作った大切なのりがねなったので、おばあさんはてげ腹かいたげな。
おばあさん:「だりがべらくり"のり"を食うたげな、なえたもんじゃ」
ちょんの口を見るとのりがいっぱいひっついちょったので、言うたげな。

おばあさん:「わりが食うたじゃろ、おりがつくったもんをだまっち食いなんな」
そして、ちょんの舌を切り、外へと追い出したげな。
しばらくしておじいさんは山から帰ってきて、「ちょん、ちょん」とよびましたが、すがたが見えんかったげな。

おじいさん:「おばあさん、ちょんはどこにおっとけ」
と聞いたちゃけんどんが、おばあさんは、ちょんの舌を切ったこつや追い出したこつを話すと、
おじいさん:「そりゃぼくじゃ、なんでそんげもぞなぎーこつすっとけ、はよ探さんと、ちょんがでーじゃ」 (続く)

※言葉の意味がよくわからない方は、下記のページを参考に
http://www.nobeoka.info/info/love/hougen_a.html


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